食生活が招く『妊娠しにくい体』とは?AGEsの恐ろしさ


子供がほしいと思うタイミングは人それぞれ
でもそのタイミングが来た時
食生活のせいで
あなたは妊娠しにくい体になっているかもしれません

☆ほしいと思ってからでは遅い?☆

若いうちはファッション、グルメ、趣味や流行に敏感。たくさん遊んで情熱的な恋をして、そこで出会った将来を共にしたい人と結婚する。

とてもステキなことです。

その過程にはお酒を飲みすぎてトイレで吐いた日や、大好きなスイーツをたらふく食べた日もあるでしょう。

どれもその人にとって大切な思い出になっているのなら、間違いではありません。

しかし、もしも将来子供がほしいと思っているのなら、この記事を読んだ後に食生活を見直すべきかもしれません。


日々たくさん楽しいことがあって、将来なんて考えないという人は多いです。

仕事とか恋愛とか、そういった『たとえ体は不調でも、気持ちで乗り越えられること』はそれでいいのかもしれません。

ですが、妊娠となってくると、話は別なのです。


世の中には、どれだけほしいと願っても手遅れになってしまった女性がいます

それは病気が原因だったり、年齢が原因だったり、様々です。

あなたはどうでしょうか?

妊娠は結婚すれば自然と起こるものと思っていませんか?

もしあなたの食生活が原因で妊娠できなくなったら、どう思いますか?

今回の記事では、不妊の原因として様々なことがある中で一度食生活にも目を向けてみたいと思います。

食べているだけで手遅れになる。実は結構可能性は高いのです。


☆妊娠によってどれだけ体に負担がかかるのか☆

これを言ってしまえばもうどうしようもない気がするのですが、

『幼い頃の食生活で、負担の度合いが変わる』

これは事実です。


『骨量』(骨の密度のこと。骨量が多いと骨折などしにくくなる)

『貯蔵鉄』(子供がお腹の中にいる時、母親から受け取る鉄分のこと。貯蔵鉄が少ないと、貧血になりやすい体になる)

という言葉があります。

この2つは幼い頃にしか増やすことのできないもので、

特に貯蔵鉄に関しては自分がお腹の中にいる時の母親の状態によって決まるのでどうしようもありません。

骨量も、思春期(女子は12〜14才頃、男子は14〜16才頃)に骨を作る働きがピークに達し、骨量が最大になるのは20歳で、現在20歳以上の方はどうしようもありません。

(ですが健康的な食事は欠かさず行うことをオススメします)


もしもこの2つが不足してしまうと、

妊娠すると貧血になりやすくなり、それが原因で子供の貯蔵鉄も不足するという負の連鎖を繰り返すことが1つ。

もう一つは、母体はカルシウムを多量に消費してしまうため、骨がスカスカになってしまい、産後に腰椎骨折などになってしまいます

貧血に関してはしょうがない部分もある(妊娠した女性の2人に1人が貧血になる)のですが、不足するとさらに大変なことになるということです。


この2つの問題を解決する方法は、

『子供のうちから食生活に気をつける』

これしかありません。

ですが、母体は手遅れだったとしても、この知識を知っておくことで、

『生まれてきた子供に対策を取れる』

これは十分に可能ですので、必ず心がけましょう。

☆ならもう母体の状態は諦めるしかないの?☆

どうしようもない話をしてしまえばもう諦めたくなります。

実際前述した2つの問題は努力しても改善できる可能性はほとんどないです。

ですが、これとは別にもう1つ、今からでも対策を取れる問題があります。


それが、『血糖値』です。


よく聞く言葉だと思います。

血糖値とは血液中に含まれる糖分の量を示したもので、これが多いとやばいという認識はみなさんにもあると思います。

では妊娠・出産に関しては具体的にどういった問題があるのでしょうか。


『AGEs』

という言葉があります。

これは、終末糖化産物といい、血液中の糖とタンパク質が結びつくこと(これを『糖化』といいます)によってできる物質のことです。

このAGEs、何が問題なのかというと、

『AGEsが卵巣の卵胞液に溜まることで、透明な卵胞液が茶色に変色し、卵巣機能の低下をもたらす』

という恐ろしいものなのです。

卵巣とか卵胞液とか難しい単語が並んでいまいち実感できないかもしれませんが、

このAGEsこそ、不妊症の最大の原因なのです。

骨量や貯蔵鉄も問題なのですが、どちらかというと産後の問題で、赤ちゃんができにくくなる直接的な原因ではありません。

ですがAGEsは妊娠そのものができなくなるという大変恐ろしいものなのです。


☆AGEsの恐ろしさと対策法☆

AGEsがどんなことを引き起こすのかは理解できたかと思います。

そんなところに追い打ちをかけて申し訳ないのですが、

AGEsの恐ろしさはもう一つあるのです。

それは、

『一度体内で作られると、自力で除去することができない』

ということです。


脂肪が溜まることで太っても、走ったり筋トレをしたら徐々に減っていきますよね。

ですがAGEsは蓄積型で排泄も不可能な物質なのです。

また、妊娠時だけに影響するのではなく、

・肌の透明感や張りを奪う

・くすみを招く

・老化しやすくなる

などの、女性としての問題も招いてしまうのです。


ではこのAGEs問題、どうすれば解決できるのか。

それは

『今すぐ食生活を見直す』

ことしかありません。

すでに蓄積されているAGEsはどうしようもないので見捨てるしかありません。

しかし、これから先に蓄積されるAGEsに関しては事前に防ぐことが可能です。


そのために、血糖値を抑えなければならないのです。


糖分は生きていくために必要不可欠なものですので、取らないわけにはいきません。

(糖分に関しての詳しい記載は栄養と栄養素は意味が違う?今更聞けない5大栄養素の基礎で確認できます)

大切なのは、『摂取量』です。

健康的な食生活の観点から見れば、コーラやケーキははっきり言って論外です。

が、そんなこと言っていれば心が疲れてしまいます。

かといって、仕事や家事で忙しいのに細かく体調管理する時間もない。

ではどうすればいいのでしょうか。


それは

『1日に食べる量を決める』

これが一番オススメです。

1日コーラ500ml2本とかはもちろん論外ですが、

1日グラス1杯(150〜200mlとか)分のコーラなど、精神的に疲れない程度に心がけることから始めてみるのがいいです。

(もちろん最初から徹底的にできるのが健康的にはベストです)


慣れてきたら徐々に減らしていき、最終的には妊娠するまでお菓子やジュースなど、糖分の高い食べ物は控えてください。

糖分はお米などの健康的食品で十分に摂取することが可能ですので、そちらに食生活をシフトさせてみてください。


☆最後に☆

如何でしたでしょうか?

妊娠するまで、妊娠中は血糖値に気をつける。

出産してからも血糖値に気をつけながら、加えて子供に鉄分やカルシウムといった栄養素をたくさん摂取させることのできる食生活を心がける。

これを行うことで、自分も子供も将来健康的な生活ができるようになります。

常食としてのケーキではなく、ご褒美としてのケーキから始めてみてはいかがでしょうか。

本日も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございます。

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