空はどうして青いの?


気持ちのいい快晴。
その都度空を眺めてたら、空が毎日青色なことに気づいた。
その仕組みは一体なんなのだろう。

☆太陽は7つの光を持っている☆

「空はどうして青色なの?」

そう聞かれても、「青いから」としか答えられない人、結構いるのではないのでしょうか。

今回は空が青い理由を一緒に探検してみましょう。


太陽は地球から約1億5000万kmという遥か遠くにありながら、そのエネルギーは膨大で、半径は地球の約109倍質量は約33万倍で、表面温度は6000℃という巨大な恒星。

私たちが日中明るい環境で生活できているのは、太陽からの光によって照らされているからです。


その太陽こそ、空が明るく見えるカギを握っています。


太陽から放出された膨大な光は、一見白っぽい色に見えるのですが、実は大きく7つの光に分かれます(厳密には無数ですが、7色が一番見えやすいということ)。


雨上がりに見える虹の色。あれが太陽が持っている7つの光の正体です


赤・オレンジ・黄色・緑・青・藍色・紫が虹の色(太陽光の色)とされていますが、

実はこの順番が、空が青く見えるポイントなのです。


☆色によって光の波長が変わる☆

よく紫外線とか赤外線とかという言葉を耳にしたことがあると思います。

紫外線は夏に皮膚を小麦色にしてしまうもの。

赤外線は携帯電話などの通信に使用するもの。

そういうイメージはありますが、それには理由があります。


『波長が長いものは赤。波長が短いものが青』

波長とは、空間を伝わる波動の長さのこと。

図のように、赤は波長が緩やか(長い)で、青は波長が細かい(短い)ことがわかります。

この波長、大きさをみてみると、青よりも赤の方が大きいことがわかります。

つまり、波長が長い方が、大きいぶん、他のものにぶつかりやすいということです。


紫外線が皮膚を焼いてしまうのは、波長が短い(小さい)ぶん、皮膚の中に到達しやすいからなのです。

一方で赤外線が通信などに使われるのは、他の物質にぶつかりやすいという特徴をうまく使用しています。至近距離でしか通信できない赤外線通信は、わざと波長の長い(大きい)赤外線を使用することで、付近の通信する必要のないものに届かないようにするためなのです。


☆地球の空気中にあるチリやゴミが青くする☆

ここまで理解できればあと少しです。

先ほどの太陽光の7色と、波長の大きさを整理して考えましょう。


『波長が短い方が、ぶつかりやすい』

地球の空気中には目には見えないチリや、分子などが無数に散らばっています。

ここで先ほどの話と結びつきます。


チリやゴミが無数にあっても、波長が長いと波打ちが緩やかなので当たらずにそのまま地表まで到達するのですが、波長が短いと波打も細かく、それだけ他の物質に当たる可能性が高いのです。


つまり、波長が短い紫の光は地表に届く前に空気中の物質にぶつかってを繰り返し届きにくいため、これによって青や紫の光が空気中にたまり空が青く見えるのです。


そして、これは夕焼けが赤く見えるのにも関係しています。

日中は太陽が地球に一番近い距離にあります。

距離が短いぶん、チリなどに当たる確率も下がるので、赤色などの光は地表に届きやすくなります。

しかし、夜が近づくということは太陽が遠くなって光が届きにくくなるため、昼間は届いていた赤色などの光も距離が遠くなり障害物が増えることによって地表に届かず空気中でぶつかってしまうのです。

これによって、赤いなどの光も空気中にとどまり、空が赤く見えるのです。


☆最後に☆

如何でしたでしょか?

空が青く見えるのは太陽の光が関係していたのですね。

ですが子供にはこんな難しい説明できませんので、

一度詳しく説明した後に、噛み砕いて

「太陽の光たちの中で青色さんだけ途中で疲れて空で休んでるんだよ」

くらいの説明をしてあげるといいかもしれません。

本日も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございます。

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